2009年05月25日

夢か手段か

テレビで、
小泉元首相の息子と時期衆議院選挙で対決する予定の相手
(あいのりという番組に出ていた)が、
「夢は総理大臣になることです」
といっていた。
自分の夢に職業の名前を挙げるという意味が
私にはよく理解できませんでした。
本来「夢」は"日本をもっと良くすること"、であり、
そのための「手段」が総理大臣になることなはずです。


自分の夢も
「環境問題の解決に貢献すること」
であり、研究はその手段と考えています。
つまり、職業は別に研究者でなくとも良いわけであり、
研究者になりたい、と
職業にこだわったことは過去にもあまりありません。


このようなことを考えたのも、
先日聞いた知人のYさんの悩み、
「自分が関わっていなくてもその問題を解決することが重要なのか、
"自分が"それを成し遂げた、という事実が重要なのか、自分はどっちなのか」
という言葉が頭の中に引っかかっていたからです。

もちろんゴールは問題を解決することであり、
それが自分主体でなくても良いのだけれども、
自分のモチベーションを高めるためには
"自分がやってやるんだ"
と意識することは大事だ、と
私はYさんに答えました。

夢は総理大臣になること、
と臆面も無くいうことは、
自分が何かを成し遂げた、
という事実のみが重要であり、
その結果日本がよくなったどうかは関係ない、
といっているのと同じだと思います。

それと比べると、
Yさんがこういった悩みを抱えていることは
とても誠実な態度であり、
好感が持てると思いました。


自分の場合、
まだ誰もやっていないけど
(つまり、誰かが成し遂げてしまう可能性は低いけど)
大事そうなこと、
というのを見つけ出して
それを研究テーマとして成熟させる、
というスタンスをとっている、と思います。

熾烈な研究競争に参戦して打ち勝って
Natureだ、Scienceだ!
という方向にあまり魅力を見出せないのは
職業としての研究者に私の根っからの憧れが無いということと、
自分でなくても誰かが解決できる問題ならその人に任せちゃおう、
というような考えが私の中にあるからだと思います。
posted by shimana7 at 01:21| 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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