2012年11月09日

Solution-Focused Risk Assessment


いよいよ生態リスクでも始まる"Solution-Focused Risk Assessment"

Long Beach Special Symposium on 21st Century Risk Assessment to Kick Off Solution-Focused Risk Assessment Work Group
http://ww2.setac.org/globe/2012/october/lb-symposium.html

来週のSETAC北米大会(ロングビーチ)において、
"Solution-Focused Risk Assessment"のキックオフのための
特別シンポジウムが開催されるようです。

これは行ってみたかったなあ、残念。
Suter、BarnthouseやPosthumaとかの有名どころも
スピーカーとして名を連ねています。



Solution-Focused Risk Assessment、略してSFRAは
まだ聞きなれない言葉ですが、
ようは単に新しく名前がついただけで
内容は私がこれまで主張してきたことと全く同じです。

複数のリスク管理対策オプション(Solution)を考えて、
どのオプションを選択した時にリスクはどこからどこまで減るのか?
という効果を定量的に予測して、
効率的なリスク管理対策の選択に役立ててもらう
そういうためのリスク評価のことです。

今やっている環境研究総合推進費の課題でも
まさしくそのためのリスク評価方法の開発と事例研究に取り組んでいます。



詳細なレビューはこちら↓
Adam M Finkel (2011)
“Solution-Focused Risk Assessment”: A Proposal for the Fusion of Environmental Analysis and Action.
Human and Ecological Risk Assessment, 17(4), 754-787
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10807039.2011.588142

Finkelといえば、不確実性分析の人だと思っていたんですが、
かなり幅広い活動をされているようですね。

リスク管理における、リスク評価の活用の場面を
“How bad is the problem?”
から、
“How good are the solutions we might apply to the problem?”
に転換しよう、と主張されています。

そして、これまでの
リスク評価(無影響濃度、無影響摂取量の決定)

リスク管理(どうやってそれを達成するか)
という従来の流れを"old way"と表現しています。
(書き方が結構刺激的ですよね)


つづく、、、かも。
posted by shimana7 at 09:39| リスク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする