新しい論文(実際やったのはずいぶん前ですが)が
Limnology誌に受理されました。
Nagai T, Tomioka N, Kawasaki T, Imai A, Matsushige K
In situ growth rate of Microcystis spp. and their growth limiting factors: An application of cellular RNA content
内容は以前に出た論文
http://shimana7.seesaa.net/article/142513348.html
の続きで、
細胞内RNA含量を内的自然増加率の指標とする手法の
フィールドでの応用事例です。
この方法はフィールドにおいてもそこそこ使えそうだ、
というのが結論で、
アオコが出なかった2003年とアオコが出た2004年では
優位にMicrocystisの細胞内RNA含量が異なっていました。
環境要因の解析を行った結果、
この差は水温の違いの影響であることが示唆されました。
もう自分ではこの研究の続きはできませんけど
なかなか面白い手法なので誰かが使ってくれるとうれしいです。